明日から15日まで福岡市美術館にて福岡女学院の125周年美術展に卒業生として数点出展しております。
在校生約830点、卒業生50点の相当濃い展示会になってました。卒業生はだいたいは美術系にいった人のものだけど、在校生の作品がすごいよ。卒業生のがすごくないというわけではなくて、在校生の90%は(それ以上か)、美術系に進学するわけでもないのに作品がハイレベル。絵を描くって、自分の意識として得意、苦手ってあってそれで好き嫌いわかれるけど、結局のところは誰にでも描く才能ってあるんじゃなかろうかと今回在校生の作品みて思いました。
つまりはそれをいかに先生の授業カリキュラムだったり、言葉で引き出すか、伝えるかということで。そこから更に極めたくなった人が美術系に進学するわけで。
中学、高校に出会う人や経験ってものすごく貴重。
私がこの学校を選んだ理由ってもの凄くシンプルで。
本当は母は自分が出た女子校に行かせたかったみたいなんだけど、母娘交えた私立中学の合同説明会で、その学校の教員の第一声が「医学部、薬学部へ行きたい方はぜひ!」だったのです。12歳なりに「なんで今から中学受験すんのに、大学の話やねん。まずは、ちゃんと自分の学校(中学)の話せーや」とまあ進学校ですよアピールだったのはわかってはいるけれど、不信感を持ってしまって、即座に受験する私たちに学校紹介に来た福女に切り替えたのです。
そんな我が母校も、少子化と決して進学校とはいえないカリキュラムの為に定員割れ割れの現状だそう。
「なかなかこの美術教育を認めてもらえなくなってきた。ここで在校生も卒業生も良い作品作っているんですというアピールもこの展覧会でしたい」と瓦田くん(先生)が言ってた。
この煽りで美術もだけど、毎朝礼拝で歌う賛美歌やピアノやオルガンの音楽や、ヴァイオリンの授業、これらは犠牲にしちゃいけないし福女にとって不変であって欲しいなあと思います。
なので(っておかしいかもしれないけども)、卒業生のみなさん、またこのブログ見てくれてる方々、ぜひに15日までなので見に来てください。卒業生は私たちがやってきた内容の作品が展示されてるから懐かしいと思うし、違う方も結構楽しめると思います。なんせ約900点!!
やっぱり女学院、だいすきです。